■自分できめるという価値
今日は間取りの話だ。
建築条件付売り地であるので、間取りを自分たちで決めることができるのだ。
この価値というのは、結構大きいと思う。
マンションの場合、
3LDKの王道というような
間取りがある。
これ以上ないほど
考えつくされており、
非常に完成度が高い。
であるから、戸建ての場合も、自分であれこれして
使いにくくしてしまうより、普通の人が
普通に使いやすい建売住宅買えばいいんじゃないのか?
と考えていたのだった。
しかし、依然書いたように、そうではなかった。
この間取りでは買えない。。。
という建売ばかり。
今回、建築条件付売り地ということで、
一から間取りというものに真剣に向き合うことになった。
そんなに空間的に余裕があるわけではないから、
・如何にデットスペースをつくらないか、
・目の錯覚を利用して少しでも、広く見せられないだろうか
とか、それこそ目を皿のようにして図面をにらみながら、
うんうんと、とうなる日々が続いた。
そして、うなりながら思ったのだ。
これは、結構贅沢で貴重なことだぞ、と。
空間の制約があるとはいえ、
これだけ集中して、僕らの生活について、
ひいては、僕らの幸せとはどういうことかについて、
じっくり考えるということは、実に贅沢で、
豊かなことなのだと思う。
ひとつひとつの選択を、面倒と捕らえることはできるかもしれない。
しかし、同時に、一つ一つの選択に僕らの幸せのイメージを
託すことができるというのも、贅沢なことなのだ。
特に家族の間でじっくりと協議する時間をもてたのは、
これから、家族全体で、幸福の只中へまい進していく
そういったイメージが共有できたわけで
実に有意義であった。
家を建てるということは、
単に’住’を確保する以上の意味がある。
■リビング至上主義の帰結
まずは、なによりリビングが重要だ。
自分の生活を考えてみると、生活の大半をリビングで過ごしている。
ご飯を食べるのも、くつろぐのも、ネットをするのも、
ブログを書くのも、すべてがリビングだ。
だから、なのよりリビングが優先なのだ。
リビングが快適なら、「まあいいか」
と思っていたのだが、考え出すと
いろいろ考えるなきゃならないところは、
あるものである。
マンションとの違いは、なんと言っても
ワンフロアーでないというところ。
例えば、朝起きてからの家を出るまでの
生活動線考えてみる。
3Fの寝室で起きて、
・顔を洗いに1Fの洗面室へ、
・朝食をとりに2Fのリビングへ
・着替えのために3Fへ
・それでようやく、家を出るために1Fの玄関へ。
といった具合に、ワンフロアーでないということが、
いかに不便であることか。
そんなことを考えていくと、
やっぱ、マンションのほうがよかったじゃん
となってしまうので、そこは、あまり考えないことにした。
(逆に言えば、ワンフロアーというところに
マンションの強力なメリットがある。
なので、先日来マンションの悪口とも取れるような
ことをいっぱい書いたが、マンションもいいとこあるよなぁ
といまさらながらにおもうのだ。)
ではあるが、最低限の利便性は、確保したい。
ということで、広いリビングと利便性追求とのバランス点は、
2Fにトイレをおくこと、で決着した。
トイレに手洗い場をもうけて、
お客様が手を洗うときに、階段を上り下りしなくても
よいということがポイントだ。

このデットスペースの少なさも、我ながら執念を感じる。
■そのほかのこだわり
そのほかにこだわった点は、次の点だ。
・3Fの14畳の寝室&可動式折れ戸
14畳の寝室というのは、かなりの幸せ感だ。
そして、その14畳の寝室を可動式折れ戸で仕切のだ。
そういう便利な代物があるのだ。
http://www.ig-okada.co.jp/mazikiri/panel.htm#place また、将来のことを考えて、現在2LDKながらも、3LDK、4LDKにも変更できるように
しているのもポイントだ。
・ルーフバルコニー
野菜つくりを趣味としている。新居でもぜひとも野菜を作りたい。
屋上緑化も考えたが、配水管がつまった場合、
最悪、雨漏りの原因になるという。
そうなった場合、どこが保障するのってところが、問題となり
屋上緑化は中止。
しかし、プランターをならべて、いろいろ、やるつもりだ。
兎に角、日当たりだけは、めちゃくちゃいいのだから。
今は冬はジメジメして今はやっていない冬野菜だって、
やっちゃおうかしらと思っているのだ。

・テレビを置かないリビング
これも、大きなポイント。
今もほとんどテレビは見ていないから
リビングになくても、全然問題ない。
というより、なんでいままでテレビなんて見てたの?
って感じなのだ。なにか催眠術にでも、世界中の人々全員がかかっているんじゃないだろうか。
と思っているくらいだ。
と言うわけで、TVは1FのAVルームに配置することにした。

(つづく)
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