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大人の人生はおもしろいか

この質問に答えようとすること。これこそが、僕らの創造と豊穣の源泉なのである。

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フローと自己(エゴ)3



■文化とフロー

さて、前回、文化をフローを切り口として、見たらどうかという話をしましたが、

僕らの日本文化や、一般的な日本企業というのは、フローという側面で見た場合、優秀なのか、そうでないのか?


この問題を考えてみたいと思います。

結論から言えば、それはNOです。
つまり、優秀でない、といえると思います。

前回、フローをおおくもつ文化のほうが強いという話をしました。
これと矛盾するのではないかということですが。

一般的に、僕らが希求するのは、「快楽」と「楽しみ」です。
人々が文化を選択する基準として、「快楽」と「楽しみ」という言い方でも良いでしょう。
つまり、「快楽」と「楽しみ」の割合をかんがみ、よりバランスのとれた方向で、文化を選択していったというのが、僕らの歴史であり、文化の変遷であったわけです。

で、これらのことを踏まえて、僕らの、現在の文化の立ち位置を考えてみると、

産業革命以降の圧倒的な「快楽」供給機能を有した”資本主義”に、これまでの伝統的な”楽しみ”の文化が駆逐されていった

と考えることができるでしょう。

このため、僕らは、「快楽」の観点では、比較的恵まれた環境にいるといえると思いますが、こと「楽しみ」に関しては、疎外されている、といえます。

「快楽」と「楽しみ」のほかに、人が文化を選択するにあたって、もうひとつの構成要素があります。それは、「意味」です。イデオロギーといってもいいかもしれません。

時として、人は熱病にかかったように、「意味」に生きる場合があります。
これは、「快楽」と「楽しみ」双方が乏しい場合、それを補うため、一種の麻薬のような形で、相当強力な形で世界を支配していくことになります。
明治維新、戦時中といった時代は、これに当たります。


さて、この「快楽」というのは、精神的エネルギーの投入がほとんどいりません。
(カロリーを摂取するのには、それほど、集中しなくても良いですよね。)
このため、「快楽」を大量供給するテクノロジーそ有した文化がそこにあると、その文化は高い伝搬性をもって拡大していくことになります。

しかし、この「快楽」の精神的エネルギーの投入量の少なさという、いわば、低コスト生活に染まりすぎると、わざわざ面倒なフロー体験を追及する姿勢がどんどん少なくなり、どんどん単純な人間が生成されることになります。



■快楽の行き着く先

学生時代、やまいもは、パチンコ屋でバイトしていたことがありました。
そこで、印象にのこっているお客さんで、毎日くるおじいさんがいました。
年齢は80歳くらいだった思います。
そのおじいさんは、毎日くるのですが、いつも、負けて帰ります。
それも、ハンパな負け方じゃなくて、毎日10万、20万という額。

ほとんど、勝っていることろを見たことがない。

あるとき、ウエストポーチを開くところを見たのですが、
100万円の札束が入っていました。

これをみて、おもったことは、そのおじいさん、
パチンコ以外、なにか「楽しみ」を見出すことができないのだ、ということです。


パチンコというのは、工夫のできる範囲が限定的であるため、いわゆるフローの条件にはあまり当てはまりません。複雑化の方向性を有しない活動といってもいいでしょう。
このため、精神的エネルギーの省エネ運転が可能となります。
そして、貨幣という快楽(=感覚)蓄積媒体をもちいたものであるため、ゲームとはいっても、極めて、「快楽」の方向に軸足をおくものだといえると思います。

このように、複雑化の方向性で精神を鍛錬してこなかった人は、
そういったパチンコという、快楽生成装置に、依存した生活になってしまう、と。

快楽生成装置とはいっても、いつも負けているわけだから、快楽を提供しているとはいえません、そこは、「刺激」のみ発生しているという世界でしょう。

もう、そこには、不足という痛みすら、快楽であるという世界がそこにはあります。

最終的には、快楽の追求のみの人は、こうなってしまうんだ、と、妙に感心した記憶があります。



長々と話しましたが、結局何がいいたいかというと、快楽を求めていくことはある程度、必要ですが、「快楽」に流されがちな生活を、「楽しみ」、フロー中心の生活に軸足を移してく必要があるのではないか、ということです。


(次回へ続く)


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2009/07/21(Tue)  自我(エゴ)コメント(0)トラックバック(0)
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そして、こねた理屈で人類の幸福を希求する。
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「空気を読む」という言葉に内包されている危険な側面
人類の進化という観点から捉えた金融危機の意味について
自由論
HappynessとSuccessそして有能であるということ
やさしさについて
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