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大人の人生はおもしろいか

この質問に答えようとすること。これこそが、僕らの創造と豊穣の源泉なのである。

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仕事と自己(エゴ)

■働くこととアイデンティティ

ここのところ、割と濃密な感じで、精神世界の話題をしているので、ちとディープすぎで肩がこってきたので、今日は、ちょっとライトな感じでいってみたいと思います。

プロレスラー三沢光晴が死にました。

このことに関して、経済評論家 山崎元さんは、自身のブログの中で、興味深い発言をしています。

http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/e/08a0367e8e8cd88c683ed1725f7435a5



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「日本社会は働くことが人々のアイデンティティーになり過ぎている」という指摘は正しい。失業の際の喪失感が異様に大きいし、仕事を失うと自分を失ったように思うことが多いというのもその通りだろう。付け加えると、世間も、失業者・無業者に厳しい。こうした社会的な価値観は解毒する必要がある。
 働くことは大切なことかも知れないが、本人は好きで働いているのだから殊更に立派なことではないし、働かずに食えるなら、それはそれで大したものであって、他人がとやかく言うべきものではない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

通常、日本社会では、人生の時間の非常に多くの時間をすごすのが仕事なわけだから、仕事をより楽しめるものにするのがよい。
そして、仕事に誠心誠意うちこみ、仕事の中で、人格を磨いていくのがよろしい、と。

そういう価値観が支配的であるように思います。
(先の発言、なんだか島耕作と松下幸之助を足して2で割ったような感じですね^^;)

こういった価値観が行き過ぎると、ともすれば、仕事がうまくいかない場合、
うまく自分をコントロールし、自己肯定感をもつのが難しくなるという害毒があります。

そこで、山崎さんは、この行き過ぎた価値観の害毒を、解毒すべし、といいます。

まったく、その通りだと思います。

■二人の先輩

ここで思い出すのが、会社の二人の先輩のことです。
47歳、52歳になる二人の先輩は、いくつか共通点があります。

高額所得者であること。
独身であること。
会社で重要でありつつも、役員を望むようなポジションではない。

帰結として、
・時間がある 
・お金がある
・家族の制約のような緊迫した責任がない。

ということになります。

それゆえ、必然的に生活を秩序付けていくような方向性、
精神的なエネルギーを投入し、生活に楽しみをもたらしてく対象を
趣味に求めることになります。

事実、二人の先輩は、
世界遺産めぐりおじさんであったり、
LPGA(女子プロゴルフ)フリークであったり、
オーディオマニアであったりします。

さて、この二人の先輩ですが、先日ゴルフをすることになったのですが、
遠方かつ早朝だということで、前泊し、少しばかり、お酒を飲んだのです。

そこでの、印象にのこったセリフ。

①「やまいも、お前は子供がいたりして忙しいだろうけど、人にはそれ以外にも、生きがいがなければいけないのだよ」

②「いまゴルフをそんなにうまくなったら、定年後やることがなくなってしまうじゃないか」

③「働くことほど楽しいことはない」

このような発言をきいていて、思ったことは、あがりの人生だな、ということ。

つまり、経済的にも、時間的にも、高度な自由と、安心安全が確保されており、人生の”あがり”の状況を実現しているように見受けられることです。

そして、同時に感じるのは、その”あがり”の状態というもの困難性です。

困難性とはどういうことかというと、
”あがり”の状態は、人を行動に駆り立てる動力源を失うという状況ですから、
こういう状況に陥ると、多くの人は、人間の持っている不安であるとか、憂鬱といったマイナス面に焦点を当てる
ということです。

これは、人間の意識の癖として、どうもそういう風にできているようです。

ですから、人は無理やりにでも動力源を獲得すべく、
意味の創出に躍起になることになります。

当然、”不足”という動力源があれば、無理やり創出することはないわけですが、
そういった”不足”のない、”あがり”の状態だと、趣味の世界という、
若干のむりやり感がただよう領域から、捻出しなければならない
ということになるのです。


■動力源のポートフォリオ

さて、いままでみてきた二人の人生ですが、
率直に言って、幸福なのでしょうか?

結論から言って、まずまず幸福といってよいのではないか、
というのが、やまいも見解です。

その理由は、以下のものです。

人生において、大事なのは

「意識を秩序化して、深い集中力をもって時空に接していること」

です。

この観点から考えると、二人の人生には、次の優秀性が認められるられます。

(1)安心安全が確保されているから、不必要な意識の秩序化を妨げる妨害が少ない。
(2)仕事、家庭などから、責任という、意識の秩序化をもたらす外部装置は持たない反面、自発的・内発的動機付けでもって、それをもたらしている。このため、意識の秩序化能力が秀でていると考えることができる。

よく、夢を持って、その夢にまい進して事を成し遂げていく、
という人生が、すばらしい人生だといわれます。

確かに、こういった人生は、

「意識を秩序化して、深い集中力をもって時空に接していること」

を実現しやすい、人生といってよいでしょう。

しかし、夢破れた場合のリスクが極めて大きいことが難点です。

であれば、今回紹介した二人の人生のように、
趣味世界にうまく人生の動力源を分散し、かつ、意識の秩序化能力の向上を怠らない
という生き方も、なかなかにすばらしいものであると思われるのです。



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2009/07/12(Sun)  自我(エゴ)コメント(2)トラックバック(0)
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コメント





















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[220]
【ウェブ】http://19971129.blog47.fc2.com/
【メール】

やまいもさん。

「動力源のポートフォリオ」「上がりの人生」
おもしろい表現だと思いました。何かに打ち込もうとすると力がいりますね。力を出すためには、やまいもさんのいう秩序化が必要です。秩序化は方向性を限定するため、力の行き場が破綻した場合、リスキーな状態になる可能性が大きいです。

なんだか、リスクとリターンの法則を見ているようです。 

  • 2009/07/14(Tue) 07:27
  • やっちゃばの士
  • 編集 ]
[221]
【ウェブ】http://sisousei.blog33.fc2.com/
【メール】

やっちゃばさん

こんばんは。

>リスクとリターンの法則を見ているようです。

そうですね。
こう考えていくと
人の人生に、教科書はない
というのは、痛感します。



  • 2009/07/14(Tue) 23:19
  • やまいも
  • 編集 ]
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プロフィール

Author:やまいも
金融系システムの仕事をしています。
趣味は理屈をこねること。
そして、こねた理屈で人類の幸福を希求する。
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代表的な記事としては、次のものがあります。

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人類の進化という観点から捉えた金融危機の意味について
自由論
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やさしさについて
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