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大人の人生はおもしろいか

この質問に答えようとすること。これこそが、僕らの創造と豊穣の源泉なのである。

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人類の進化という観点から捉えた金融危機の意味について4

■衣食足りて?


古の言葉に、
衣食足りて礼節を知る
という言葉があります。

人間は脳の機能を使うことによって、
未曾有の繁栄を手に入れました。

一応、食える、という生命にとっての最重要事項を
多くの個体が手にすることが可能な状況となりました。

そして、その結果、どうなったでしょうか?

礼節を知るようになったのでしょうか?


そうでないことは、前の文脈からいって明らかですね。


人類というのは、礼節を知る代わりに、
貨幣という感覚肥大化装置を最大限利用して、
感覚の肥大化を加速させる、ということをやりました。


当然といえば、当然です。

生命の基本原理として、機能は暴走するという原理があるのですから。


■金融資本主義とは

そして、行き着いた先が金融資本主義です。
金融資本主義については、以前もご紹介しましたが、
今一度バックトラックしておきます。

金融資本主義とは、一言で言うと
お金がお金を生む世界です。

本来お金とは、物・サービスの引換券であったわけです。
つまりは、本来価値のあるのは、あくまで物やサービスです。

しかし、ここでまたしても、機能の乗っ取りが起こります。

本来、お金は価値のある物やサービスを得るための手段であったものが
目的化される、ということが起きるわけです。

つまり、物やサービスを得ることを目的にお金を獲得するのではなく、
お金そのものを目的とするのです。

こんななことが可能であるのは、先に説明した感覚ということと関係があります。
実は、人間が求めているのは、本質的には、
物やサービスを得ることによって得られる感覚というお話をしました。

感覚ということは、要は、観念です。
観念であれば、如何様にでも、操作可能である
ということになります。

つまり、どんなことに対してでも価値付けて、感覚を満足させてやってもよい、と。
極論するとそうなるわけです。

そこで、お金という、単なる、貝殻か金属小片か紙か、
よくわからないけど、みんななんだか信じているという
そういう代物をでっち上げて、それに対して感覚の満足をもとめた、と。
そういうことになります。


■金融資本主義の起源

こういう風にいうと、さも貨幣というマジックをつかって、
怪しげなことをやっているという風に見えるかもしれませんが、
実は、この金融資本主義の出現というのは、
貨幣の性質の中に内在されていていたものなのです。

その性質とは?

実は、先に紹介した文章の中に答えは埋め込まれています。

勘のいい読者はもうお気づきかもしれません。

そうです、お金は腐らないということです。

お金は腐らないので、ほっておくと動こうとしません。

つまり、情動を満たすために、情動を満たしたい人の所に
移動するということをやりたいわけですが、
お金本人にとっては、移動する動機がありません。

このため、人類は極めて巧妙な仕掛けを考え出しました。

それは、”金利”という代物です。


お金は情動を満たす手段なわけですが、
移動する先にとっては、お金を使うことによって、
移動する元にとっては、お金が増えることによって
双方の人間の、情動を満たすような
仕掛けというのが、金利であったわけです。


こうして、発明された金利ですが、
プリミティブには、双方の情動を満たすということであったわけですが、
これが、思わぬ副作用をもたらすことになります。

それは、お金が時間の経過とともに自己増殖するという
副作用です。

本来は金庫にしまっておけば、増殖とは無縁のものでしたが、
保管するということは、今は使わないということですから、
貸与することができるということです。

当初は自分で保管するということが、デフォルトでしたが、
人に貸すということがデフォルトになると、
金利が付くのが当たり前という事態になってきます。

こうして、お金のデフォルトの性質として
自己増殖の属性が付け加わることになります。


こうなると、自己増殖の属性が強さが、
さらになる情動を満たす対象として、クローズアップされてくることになります。

こうして、金融商品があまた生成され、
その金融商品がその優位性をめぐって競争することになったのが、
金融資本主義であったというわけです。




次回へつづく

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2009/02/18(Wed)  人類の進化という観点から捉えた金融危機の意味についてコメント(4)トラックバック(0)
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コメント





















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[170]
【ウェブ】http://seikatsusekkei.blog88.fc2.com/
【メール】

大作になってきましたね!
ビジネス書を読んでいるようです^^

  • 2009/02/18(Wed) 06:25
  • リックルハング
  • 編集 ]
[171]
【ウェブ】
【メール】

リックルさん

こんばんは。なかなか終わりませんね^^;
最初は3回くらいで終わるかと思ったんですが。。。

さすがに、次回では終わると思います。
お付き合いくださいませ。




  • 2009/02/18(Wed) 22:50
  • やまいも
  • 編集 ]
[172]
【ウェブ】http://blog.livedoor.jp/moneymassage/
【メール】

先を読むのが楽しみです!!

  • 2009/02/23(Mon) 09:21
  • 林浩太郎
  • 編集 ]
[173]
【ウェブ】http://sisousei.blog33.fc2.com/
【メール】

わー、コメントがきてる。

ごめんなさい。NWの調子が悪くて
Webをしばらくみることができませんでした。

期待していただいていてうれしいです。




  • 2009/03/01(Sun) 18:50
  • やまいも
  • 編集 ]
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プロフィール

Author:やまいも
金融系システムの仕事をしています。
趣味は理屈をこねること。
そして、こねた理屈で人類の幸福を希求する。
これが私の願いなのです。

代表的な記事としては、次のものがあります。

「空気を読む」という言葉に内包されている危険な側面
人類の進化という観点から捉えた金融危機の意味について
自由論
HappynessとSuccessそして有能であるということ
やさしさについて
自我(エゴ)

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