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大人の人生はおもしろいか

この質問に答えようとすること。これこそが、僕らの創造と豊穣の源泉なのである。

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豊かな消費~GDPの行方~

身辺にバタバタとしたとコトが続いてしまい、
大変久しぶりの更新になってしまいました。

ちょっとしばらくぶりですので、
少しばかり、バックトラックを行ってから
本題にはいってきたいと思います。


さて、豊かな消費ということで、ずっと
語ってきたわけですが、豊かな消費とは、
一言で言えば、沢山稼いで沢山消費する社会です。

代用品化やガラパゴス化することなく、
効率よく高い付加価値を創造し、
みんなでより豊かな生活を享受していこう
という考え方でした。

さて、ここからが本題なのですが、

ここで「豊か」というワードを何気なくつかっているわけですが、
いちおう経済の世界では、通常GDPをつかってあらわされるようです。

そこで今日は、GDPについて考えてみることにします。
まずは、以下の表を見ていただきたい。

■GDPの歴史
GDP.jpg


これは、ここ15年の実質GDPの推移を示したものです。

これをみて、どうお感じになったでしょうか?

やまいもとしては、ちょっとした驚きでした。

上がっているではないですか!、と。
しかも、ほぼ右肩上がり。

バブル崩壊時と、ITバブル崩壊時にそれぞれ
一時的な落ち込みはあれど、ほぼ順調といっていいほど
上がっているのです。

15年前からすると、実に100兆円ほども
増加している。

470兆が570兆になったのだから、20%も経済の規模が拡大
してることになります。

失われた10年などといって、
ずっと不況だったイメージがあったから、
実感としては、ちょっと信じられない感じがします。

では、何がこの経済成長に寄与したのでしょうか?
それは、ずばり、デフレとサービスです。

まず、デフレから説明します。
実は、給与は上がっていないから実感しにくいのですが、
デフレに伴い、同じお金の購買力が増したため知らず知らずに
豊かになっていたのです。

確かに云われてみれば、スーツやなんかも安くなったし、
Made in Chinaの安価な商品が沢山出てきて、
豊かになった感じはしないけど、安いものが増えた気はします。

で、先の100兆のうち、どのくらいこのデフレで説明できるかというと、
およそ50兆くらいです。

次は、サービスについての説明です。
まず、下を見ていただきたい。
uchiwake.jpg


これは、消費の内訳の推移を表したものです。
耐久財、半耐久財、非耐久財ともにあまり増えていませんが、
サービスだけが、怒涛の伸びを示しています。
このサービスの伸びが50兆ほど。
(これで、100兆がきれいに説明できたことになります。)

そして、このサービスの伸びを支えたのが、
携帯電話、インターネット関連などの情報通信分野と介護サービスです。

通信分野の発達は、確かに便利になった反面
既存の産業に大きな負のインパクトをもたらし、
素直に豊かさをイメージさせるにはつながらない感じがします。
また、介護サービスについても、便利は便利ですが、
老人が増えちゃったんでという
比較的消極的な理由で増えただけで、
これもまた豊かさを実感できるものではないようです。

というわけで、豊かさの実感の伴わない
GDPの成長も、内訳を考えてみれば当然と思えてきます。

■GDPの未来

さて、問題は、今後のGDPです。
というより、僕らの豊かさの行方についてです。

ここで、問題なのはGDPと豊かさの実感の乖離なのですが、
僕らは豊かさについての指標はいまのところGDPしか
持ち合わせておりません。

それ以外の指標がない以上、ひとまずは僕らは
GDPの成長を目指さざるを得ません。

というわけで、今後のどのようにして、GDPを成長させていくのか
ということに焦点をあてて、展望してみたいと思います。

まずは、デフレ。これについては、引き続き期待ができます。
というより、本当はそうなって欲しくはないのだけど
これだけ消費が冷え込んだ状況では、デフレは進行せざるを得ないでしょう。

次に、情報通信分野。これは、携帯も飽和状態に達しており
今後日本を消費を牽引していくことは難しいでしょう。

次に介護サービス。これは、引き続き、消極的な意味で拡大せざるを得ないでしょう。

こうしてみてくると、今のまま日本であるとすると、
消極的な部分でしか、GDPの成長に寄与する部分がなくなってしまいます。

では、今後伸びていく分野はないかということですが、
あるとすれば、介護サービスの方向性がヒントになると思います。

介護ビジネスというのは、今まで家族の人がやっていた仕事を
外部委託することによって、これまでGDPの数字に寄与してこなかった
仕事が、GDPに計上されるようになった、ということを意味しています。

つまり、いままで家庭で行われていた仕事を
外部委託して業者にやってもらえば、
それがGDPの成長につながるということです。

そういった意味で、家庭で行われている仕事の
外部委託化ということで云えば、
家事代行サービス、育児代行サービスが上げられるでしょう。

女性の社会進出をこれまで以上に拡大し、
これによって行き届かなくなる家事・育児を、
家事代行サービスや、保育園に外部委託する、と。

このようにして、女性の社会進出がこれまで以上にすすめば、
沢山稼ぎ沢山消費する社会、即ち「豊かな消費社会」が実現する
可能性は高まります。
(本当は、それだけで豊かな消費社会は実現しないのですが、
 ちょっと長くなるのでまた別の機会に詳しくお話します。)

そして、それが、GDPの成長に寄与することにもなるのです。


■まとめ
・失われた10年といわれた不況の時代も、GDPは着実に増えていた、と。
・そのうちわけは、デフレと情報通信分野と介護。
・今後は、デフレと介護は継続して拡大が見込まれる。
・介護に見られる家事労働の外部委託化は、今後のGDPを牽引する分野として有望。


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2008/12/21(Sun)  未分類コメント(2)トラックバック(0)
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コメント





















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[148]No title
【ウェブ】http://19971129.blog47.fc2.com/
【メール】

やまいもさん
おひさしぶりです。

家事労働の外部化は確かにGDPをおおきくするでしょう。ただ、それで幸福な家庭がつくれるかどうかはわかりません。

何をもって「豊かさ」というのか。GDPの豊かさとは、いくら稼いで、いくら消費したか。やまいもさんのおっしゃるとおり、GDPは豊かさの「質」については何も語っていないようです。

  • 2008/12/22(Mon) 19:29
  • やっちゃばの士
  • 編集 ]
[149]No title
【ウェブ】http://sisousei.blog33.fc2.com/
【メール】

やっちゃばさん

こんにちは。

おっしゃるとおり、豊かさの「質」という問題が、一番問題なのでしょうね。

その質というのは、万人が了解可能な一定の尺度を探すのは難しいように思います。

どうしたらよいのでしょうかね?

ひたすらGDPの成長する方向性を目指すのかどうか???



  • 2008/12/23(Tue) 14:52
  • やまいも
  • 編集 ]
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プロフィール

Author:やまいも
金融系システムの仕事をしています。
趣味は理屈をこねること。
そして、こねた理屈で人類の幸福を希求する。
これが私の願いなのです。

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人類の進化という観点から捉えた金融危機の意味について
自由論
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