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大人の人生はおもしろいか

この質問に答えようとすること。これこそが、僕らの創造と豊穣の源泉なのである。

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豊かな消費~たくさん稼いでたくさん消費する社会~

今日は、豊かな消費ということについて
語っていきたいと思います。

それは、金融危機後の世界を生きるにあたって、
本当に重要で鍵になる考え方だと思うからです。


さて、内需、内需と日本、いや、世界は
そういう方向に急に舵を切ろうとしています。

それもそのはずです。

アメリカの個人消費が急減速しているのですから。

アメリカの個人消費はすごいです。
というか、すごかったのです。

どのくらいすごかったかというと、
アメリカでは、個人消費はGDPのうち7割を占めており、
その7割の個人消費が、世界全体の消費のおよそ20%程度を占めるという、
そういう状況であったわけです。

世界人口がだいたい65億、アメリカの人口が、凡そ3億。
だから、世界人口の4.5%をしめる国が、世界全体の20%の
消費を誇っているという、そういうすごい状況(※)であったわけです。

(※)この状況を実現したキーは、ドル支配といわれる
 ドルが世界の基軸通貨であったことと、
 アメリカの金融産業の発達です。
 この2つの事項により、アメリカは、多大な借金の証書
 (政府の借金が国債、個人の借金が証券化商品)を
 売りさばくことによりこのものすごい状況を実現したわけです。
 考えてみれば、借金をするだけして、
 その借金の借用証書で商売をしてしまおうというのだから、
 今考えてみれば、相当インチキですよね。


このすごい個人消費に世界各国の経済が依存しました。
そりゃ、これだけ買ってくれれは、大切なお客さんです。

このため、日本をはじめとして、世界各国は内需が十分育っていません。

さて、内需という話ですが、これはご存知の通り
今に始まった問題ではありません。
80年代、日本の貿易黒字が大幅に増えて、
アメリカから内需拡大を迫られるという状況が、
20年前にもあったんです。

ですが、これだけの勢いで買ってくれる上客がいれば、
なかなか育たないのも無理はありません。

そういう情状酌量の余地はあれど、やはり
育ててこなかったというのは、実態としてはあるのではないかと思います。

ここで、「育てる」という言葉を使いました。

消費というのは、育てるものです。

と、その前に、そもそも、消費といっても、
お金がなきゃ、消費できんじゃん、
という疑問があるかもしれません。

確かにその通りなのですが、
原理的には、消費を拡大させるということは可能なのです。

例えば、年収300万の家庭があったとします。
ものすごく単純化すると、300万収入を得て、300万消費します。
プラスマイナス、ゼロです。
対して、年収1000万の家庭が、1000万消費するとしても、
プラスマイナス、ゼロです。

このように、たくさん稼ぎ、たくさん消費するという社会が実現すれば、
別に、誰かが困るということはなく、消費を拡大させることができるのです。

しかし、現実は、そう簡単には、消費は拡大しません。
だから、「育てる」という言葉を使ったのです。

ところで、僕らが常に希求してやまないのは
経済成長であるわけですが、
ぼくらはずっとこの経済成長するためには、
モノを供給する能力を高めてやる必要があると考えてきました。

しかし、それが立ち行かなくなってきたのは、
以前述べたとおりです。

http://sisousei.blog33.fc2.com/blog-entry-188.html

でも、実は、経済成長というのは、生産の側面と
消費の側面があって、どちらか一方だけではうまくいきません。(※)

(※)生産の側面だけ注力しておかしくなってしまった日本の姿は、
 以下の記事でのべました。
 
 http://sisousei.blog33.fc2.com/blog-entry-189.html
 

どちらともうまくやっていく必要があって、それを実現した姿が
たくさん稼いでたくさん消費する社会
なのです。

さて、そうなると、如何に消費を育ててやるか
これが重要となってきます。

消費、すなわち、お金を使うことは、そんなに簡単なことではありません。
特に、豊かに使うということは、とても難しいことです。

例えば、すばらしい芸術にお金を使うには、
まず、そのすばらしい芸術を理解する必要があります。
理解するには、ある程度の才能と時間が必要になってきます。

理解の次には、その芸術を欲しいと欲する意欲が必要になってきます。
つまり、精神が元気でないといけないわけです。

この双方がそろって、初めて、すばらしい芸術に
お金を使うことができるわけです。

芸術以外でも、1000円のモノと1200円のモノがあった
場合、1200円のモノの価値を理解する能力がなければ、
1200円のモノを買うことはできません。

こうして、少しずつでも、よいものを理解し、
味わうという精神を培っていくことが、
豊かな消費ということにつながっていくのです。

そのためには、まず、精神が元気でないといけないでしょう。
つまり、本当に良いモノやサービスがほしいなぁという上昇志向、
豊かな生活に憧れ実現してこうとする意欲
そういったものがこれから大事になっていくのだと思います。

そうなってくると、これらを整備するのは個人の領域を超えて、
政治の領域になってくるかもしれません。

しかし、個人ができることがないわけではありません。

発泡酒や第三のビールじゃなくて、
ちゃんとしたビールを飲んで、「うまいなぁ」と思う、とか
国産の野菜をたべて、「ああ、安心」と思う、とか。

割と、身近なところにヒントがあるような気がします。

この豊かな消費というテーマは、なかなかに深いテーマであって、
この1回のエントリーでは、語りつくせない感じがしますので、
また、折をみて語っていきたいと思います。

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2008/11/30(Sun)  未分類コメント(4)トラックバック(0)
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コメント





















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[138]No title
【ウェブ】
【メール】hayashi_kspoti@ybb.ne.jp

まずは豊かな心ですよね。
難しいことですが
追求し、次世代に伝えていく必要
があると私も思っています。

  • 2008/12/01(Mon) 12:05
  • マネーセラピスト
  • 編集 ]
[139]No title
【ウェブ】
【メール】

ながっ   笑

  • 2008/12/01(Mon) 22:05
  • jk
  • 編集 ]
[140]No title
【ウェブ】http://sisousei.blog33.fc2.com/
【メール】

マネーセラピストさん

コメントありがとうございます。

確かにこの不景気で
豊かな心をもつことが難しくなっている世の中だとは思います。

でも、僕は本気で豊かな心がもたらす、豊かな消費というのが、世の中をよくしていく、すなわち、人間を幸福にしていくと信じているのです。

ちょっと舌足らずだったので、これから、また徐々に語って生きたいと思います。

  • 2008/12/01(Mon) 23:04
  • やまいも
  • 編集 ]
[141]No title
【ウェブ】http://sisousei.blog33.fc2.com/
【メール】

jkさん

こんばんは。長かったですか?
まだまだ、全然、このテーマ、
思ってることの半分も語れていないので、これからも、ずっとこのテーマで語っていきますよ!

あきれないで、ついてきてくださいね ^^;




  • 2008/12/01(Mon) 23:07
  • やまいも
  • 編集 ]
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Author:やまいも
金融系システムの仕事をしています。
趣味は理屈をこねること。
そして、こねた理屈で人類の幸福を希求する。
これが私の願いなのです。

代表的な記事としては、次のものがあります。

「空気を読む」という言葉に内包されている危険な側面
人類の進化という観点から捉えた金融危機の意味について
自由論
HappynessとSuccessそして有能であるということ
やさしさについて
自我(エゴ)

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