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大人の人生はおもしろいか

この質問に答えようとすること。これこそが、僕らの創造と豊穣の源泉なのである。

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NASAのボールペンとソ連の鉛筆

こんな話があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

米国の宇宙飛行士が、無重力の宇宙空間ではボールペンが使えないことを発見。
これを受けてNASAは、とある企業に宇宙空間でも使えるボールペンを数億円かけて開発した。
その頃、旧ソ連の宇宙飛行士は、すぐ手に入る鉛筆を使って任務に当たっていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0701/26/news005.html

このお話は、上の記事にのっていたもの。
なかなか、記事自体もおもしろいのだが、
このお話自体が、僕たちの仕事について、実に示唆に富むと思い取り上げることにしたい。

この記事の論旨は、簡単にいうと以下となります。

臨機応変に適切な方法(鉛筆)を思いつくことができる自分になる。


確かに、これはこれで正しいと思う。
ともすれば、勉強好きで、勤勉なのはよいのだが
”知識がないからできない”といって
自らの可能性を自分で閉ざしているような人には
立派な処方箋になると思う。

例えば、こんな問題があります。

  円周率が3.05以上になることを証明せよ


この問題の証明を調べるのは簡単だとおもう。
でも、手持ちの材料だけで”ソ連の鉛筆”を思いつくことができますか?
これは東大の入試問題みたいなんだけど、いい問題だよね。

こういう問題を解くこと、これこそが”ソ連の鉛筆”なんだと思う。

そして、その他にも”鉛筆”が必要とされているところは
世の中にたくさんあります。

たとえば、我らがソフトウェア業界。
なんでこんなシステムって高いのだろうと思うことがあります。

高い理由は、人件費であったり
サーバ、ネットワーク、使用するソフトウェアなどなど。。。


でも、コアになる部分というのは、そんなになくて
ネットワークはしょうがないにしても、
ソフトウェアはオープンソース、サーバはLinux
にすれば、ずいぶん安くなるんじゃないかと思います。

それに、人件費。
これについても、普通の開発者が100人で一年でやるよりも、
5人のスーパーエンジニアが3ヶ月でやるほうが、
品質もよく、良いシステムができるという現実があります。

これは、真っ赤な真実です。
世の中で、優れたソフトウェアといわれているもののいくつかは、
一人、または、非常に小数の人の手によって作られています。
Perlしかり、Rubyしかり、JUnitしかり。。。

そうなってくると、”ソ連の鉛筆”を組み合わせた結果
システムは大変に安く済む
ということになります。


だから、スーパーエンジニアになって、
”ソ連の鉛筆”をたくさん生産できる人になりましょう。

という風になれば話は簡単です。

しかし、実際のところ、ソ連の鉛筆のほうが優れているのだろうか?
という素朴な疑問が浮かびます。


だって、米ソの冷戦では、鉛筆をつかったソ連が負けて、ボールペンに固執したアメリカが勝ったじゃん。

というのがあります。

いやいや、鉛筆の問題は、冷戦の勝敗とはべつの問題で、
この場合は、やはり、鉛筆のほうがいいんじゃない?

という意見はあると思います。

しかし、逆の見方をすると、
お金をつかうことに意味があるともいえると思うのです。

たとえば、システム業界のすべてがオープンソースと
小数のスーパーエンジニアだけになってしまったら、
システムを生業にしている多くの人たちは職を失ってしまうでしょう。

それに、スーパーエンジニアでない人たちが
迷走に迷走を重ねて、あちこちでいろんなことに
手を出すから、ある種の豊かさを生んでいるとも
いえると思うのです。

これは結構大きなことなんんじゃ、ないかなぁと思うのです。
裾野が広いということは、それだけで可能性が広がります。


ここで、重要なのは、数億円のボールペンの
企画書を書いて、お金を出させたというところです。

この白いものを黒いといわせる、強引な説得力。

これは、賞賛に値するともいます。

多少、苦笑交じりの気持ちがないわけではないですが、
少しくらいおろかなことがあっても、クライアントを説得したというのはえらいと思います。


現在私の作っているシステムでも
十数億円します。

自分が提供していながら言うのも、なんなのですが、
実に高価であると思います。

その内訳を見てみると
確かに、絶対に必要かというわれると
首をひねりたくなるようなものもありますが、
考え方によっては必要というものが、多くあります。

しかし、このグレーソーンを強引な説得力でもって
ねじ伏せるのも、また立派な仕事だと思います。

これが、豊かかといわれれば、うーんとうなるしかないが、
結果的にアメリカが勝ったわけだし、
これはこれでよいということにいたしやしょう。

安くておいしいワインはいっぱいありますが、
たまには、高くておいしいワインを飲むこと
これもまた豊かなことだと思います。




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2007/05/12(Sat)  未分類コメント(0)トラックバック(0)
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Author:やまいも
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